価格改定並びに包材の有料化について

  2年前の2020年7月レジ袋の原則有料化が義務づけされました。
当店としましてはこれ以上の実質値上げを断行することは出来ないと判断しこれまで現行通り営業してまいりました。
有料化に踏み切りますと 当然その負担 を虐げられるのはお客様であり、また洋菓子の性質上 手持ち袋は無くてはならない物として当店に於いては通常袋代は頂きませんでした。もちろん商品に対しても金額の上乗せなどはしていません。
そもそも義務化となった当時は資源節約、海洋プラスティックなど環境問題への配慮がその要因であり当店も北海道のコンビニ(セイコーマート)のようなバイオマス原料のような袋を業者に依頼し
(結局そのような物はありませんでしたが)環境配慮の面から模索を続けた経緯がございます。

さて、ここからが本題なのですが、この度、商品の価格改定及びレジ袋、紙袋を有料化とさせて頂くこととなりました。
今回の改定の要因は素材全般の仕入れ値の高騰です。
特に石油製品であるビニール、プラスティックなどの包材のほぼ全てがこの6月より大幅に値上げとなりました。
また小麦・バター・乳製品などの素材も軒並み高騰を続け更に追い打ちをかけるように物流、つまり配送代も大幅に値上げとなってしまいました。
2年前の様に作業の効率化・合理化によるコスト削減ももう限界なところまできていました。
もはや自助努力だけではこれらのコストアップを吸収できない状況となり誠に心苦しいのですが、やむを得ず2022年8月より商品の価格改定、並びに包材の有料化をすることとなりました。
お客様にお願いがあります。可能でしたらマイバッグ、保冷バッグのご持参を強く要望します。
当店にも販売しています。

弊社としましてはさらなるコストダウンを断行し価格の引き上げに対しては最小限に留める努力を致します。
引き続き、より美味しいをお届けできるよう努めてまいりますので何卒ごご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
                                                         2022.7.13

 小学生の夢と現実

毎年小学生の将来の夢のランキングが発表されます。今年も女の子の将来なりたい職業でケーキ屋さんがトップでした!
ちなみに以下は芸能人・モデル・・看護師・・花屋さん・・保育士・・と続くそうです。
では現実はどうか? はい、求人に大変苦労しております。
洋菓子業界の有効求人倍率を見てもそれは顕著に表れており小学生から10年そこらでこれほどまでに心変わりしてしまうのか?と思うほど洋菓子・パティシエを目指す方々は減ってしまいます。 
いや、本当に減っているのか?芸能人や士業のような狭き門でも無いわけで途中の志し半ばで断念してしまうこの現実はいったい何だろう?
では就職の前段階の製菓・調理師学校はどうなんだろうと思い調べてみました。
まずパティシエに特化した製菓学校数ですが主だったところだけでも全国で141校、そこに関連の栄養士などの学校を合わせると200校は優に越える数である。
これだけ学校があると言うことは需要があるわけですのでなるほど皆さん10年の間にそこまで夢の消失は無かったのですね。
ではなぜ現実に働きたいと思わないのか・・。
先日県内の製菓学校を訪問しました。ちょうど実習中でしたので見学もさせて頂きました。
生徒さん達は皆さん生き生きとした笑顔でとても楽しそうにケーキ作りに励んでおられました。
その後、就職担当の方と話したんですが衝撃事実が・・・。
多くの生徒さんは実は洋菓子業界で働きたいと思ってるんです。ですが親御さん達は望んでないケースが多いんです。
拘束時間が長い、給与が安い、休みが取れない、下積みが長そう、厳しい、手が荒れる、重労働・・・。
それは枚挙にいとまが無いほど理由を挙げられました。やはりパティシエの現実がここに・・。
確かに以前はそういう風潮があったのは事実です。ですが働き方改革以降の現在、どこのケーキ屋もかなり改善されてきているのも事実。
担当者が仰いました。当校は製菓学校ですがここ愛知県ではトヨタ関連の求人や大手企業からも多く求人が来るんです。
でも本人の気持ちがある以上それを後押ししてあげるのが製菓学校の役割ではないのか?
そう言うと、担当者がぽつりと「では大手企業並の労働条件をだせますか?」
我々製菓業界に携わる者として現実を突きつけられた1日でした。
                                                                                                                  2021.10.7
 コロナに思う

デルタ株による感染者が急増しています。皆さんくれぐれもお気をつけください。
私は先日2回目のワクチン接種を終えたところですが感染そのものはワクチン接種したからと言って完全に防御するものではありませんがやはり統計的に見ると重篤化リスクは軽減されるようです。
そして先日とある感染症の権威の方とお話をさせていただきました。
医療界では現在のデルタ変異株は遅かれ早かれ終息に向かうであろう。ただしすぐまた新たな変異株に取って代わる。こういったウイルス界の中での覇権争いは数年に渡って続くであろうと・・・。
ただし、ワクチン接種率が絶対的優位な数に達した時にはようやく勝敗は決するであろうと・・。
接種するかしないかは個人の思想で自由ではありますが大切な方のためにもどうかご自愛くださりますようお願い申し上げます。
                                                                                                                  2021.8.11
 大手口コミサイトの書き込みに対して思う事

これまで書き込みに対して沈黙を貫いて参りましたが1つ言わせていただきたい。
皆さんも口コミサイトの評価や書き込み、コメントなどご覧になるでしょう。
かく言う私も、この辺りで美味しいお店は・・などとついついサイトを開いてしまうこと多々ありなのですが・・。
先日某口コミサイトで当店の口コミを見ていましたら、接客が最低! 味も最低! 二度と行きません!などと書かれていました。
当店は相対的に概ね高評価を頂いているのですが接客に関してかなりの数の不評が書かれていました。
それは誹謗・中傷に当てはまるかなり攻撃的な口コミでした。
それらを読み返してみてあることに気づいたのですが、それら厳しい口コミをしていただいた9割のアカウントが初めての投稿あるいは、2件、3件しか投稿をされてない方々ばかりであることにちょっとした違和感を覚えました。
口コミサイトではいわゆる食通と言われる方々は100件も200件も投稿をされててその研ぎ澄まされた感覚の元、訪れたお店の評価を下したりその経験から自分の評価をするものと考えていました。
いや待てよ・・ひょっとしたら、相当に頭にきてアカウントを取得して書き込んだからか?などと思いながらその都度スタッフにその旨を報告し改善などしてきました。
そんなある日、口コミに関してあるネット事業者から連絡がありました。
「酷い口コミが書かれてありますね? それ当社で消しましょうか?」 その担当者なる人物は淡々と自信たっぷりに言い放ちました。 またその担当者曰く、ライバル店やその関係者が細工してますね。おたくも対処しませんか?1件につき○○○○○円ほど掛かりますが・・
その言葉を聞いた瞬間、結構です!と言って電話を切りました。
その後も何度も何度も違う業者から同様の連絡がありました。
もちろん、全ての口コミが間違っているとは思っていません。 当社の不行き届きな接客があるのも事実として受け止めお客様に不快な思いをさせたならその誹謗や中傷は甘んじて受けるつもりです。
ですが、もしも悪意があって、(この場合ビジネスか)書かれたものであるとするならば当社の代表としましては断固たる処置を考えざるを得ません。
ちなみに以前、私は岡崎市緑丘でパブレストランも経営していました。
岡崎在住の方なら知ってる方も多いと思いますが、その店の1番のウリだったのが接客です。 
そしてこのことはおそらくこの店を訪れたことのある方なら誰しもが実感していただいたであろうと自負しております。
そして店から巣立っていった多くの私の教え子達は皆それぞれのお店で実践して現在に至ってます。
お客様の年齢層も今の洋菓子店とは違いますが接客の根本に違いはありません。
人間がやることですから言葉尻のトーンや対面でひょっと俯いただけで相手は不快にも苛立ちにもなってしまうのが接客の怖いところです。
どんな理由があろうともお客様がそう感じたならそれが事実!このことは何度も何度もスタッフに言い聞かせてきたことです。
コンビニなど言葉だけのマニュアル接客に慣れた昨今、本当の接客とは何か・・私はわかってます。 
まだ不行き届きな面があるのは否めませんがうちのスタッフは愛情持ってお客様に接しています。
問題の口コミですが個人を特定して攻撃していますがこのスタッフこそ当店1番ファンの多いスタッフでもあります。
                                                         2020.1.16


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